和室の床材といえばやはり畳です。
畳は夏は涼しく冬は暖かい断熱保湿性、部屋の湿度を快適にコントロールしてくれる吸放湿性に優れた素材です。
現在流通している畳の80%は建材畳床(たたみどこ)で、中心部に発泡スチロールが使われているものが多いです。
これらは通気性がありませんので、ダニの発生率は低くともカビる可能性があります。
カビやダニが心配な方は畳床に、ヒノキやコルク、炭などを使った畳がおすすめです。
壁材は、従来のジュラク壁だけでなく、珪藻土や漆喰など自然素材の塗り壁も和風の空間にぴったりです。
隣り合ったリビングがナチュラルモダンであれば、壁は白からベージュ、襖は無地、畳は縁のない琉球畳や淡い無地の畳縁にすると、無理なく一体感が出ます。
リビングとの間仕切りは襖ではなく、軽やかでシンプルなアクリルや障子などの素材が似合います。